科学的視点からこころを捉え、
心理的支援のあり方を探究する
認知行動療法の基盤となる知覚・認知心理学、学習心理学、言語心理学などを担当しています。また、心理学実験、心理学研究法、心理統計法を通して、こころを科学的に探究するための基礎的能力の育成に取り組んでいます。授業では、心理学の基礎理論と研究方法を学ぶとともに、その知見を臨床、教育、保健医療の実践にどのように生かせるかを考えます。
大学院では、面接技法演習、臨床心理実習、心の健康教育に関する理論と実践、臨床心理学研究法特論、課題研究などを担当し、実践と研究の両面から専門性を高める教育を行っています。
人のこころの不調には、性格やものの見方、体の状態、発達の特徴、家庭や社会の環境など、さまざまな要因が関係しています。私はこれまで、抑うつ状態やうつ病の予防・再発防止、肥満や食行動に関する研究に取り組んできました。特に、考え方や注意の向け方といったこころの働きが、心身の健康にどのように関わるかを明らかにしようとしてきました。
近年はさらに、早く生まれた子どもを含む乳幼児の発達、出産後の保護者のメンタルヘルス、親子のかかわりなどにも研究を広げています。こうした知見をもとに、心理的支援や支援プログラムのあり方を考え、その効果を確かめることで、よりよい心理的援助につなげることを目指しています。
大学院では、学部での学びを基盤として、心理臨床実践と研究をより専門的に深めます。臨床に必要な知識と技能を身につけるとともに、研究を通して実践を科学的に検討する視点を養います。
私の専門領域は、健康心理学、臨床心理学を中心としつつ、発達や行動科学にも広がっています。現在は、主として以下のようなテーマに取り組んでいます。
・抑うつ状態やストレスに関する基礎研究
・抑うつ予防および再発防止のための心理的介入研究
・肥満や食行動に関する心理的支援の研究
・産後の保護者のメンタルヘルスに関する研究
・早産児を含む乳幼児の発達や親子のかかわりに関する研究
臨床実践と研究は相互に支え合うものです。基礎的知見を実践に生かし、社会に役立つ心理的支援のあり方を、ともに探究していきたいと考えています。
| 職名 | 氏名 | 専門分野 |
|---|---|---|
| 准教授 | 川人 潤子 | 臨床心理学・健康心理学 |