病理所見に立脚したDisease-Oriented Research
―発達から老化まで、神経と疾患をつなぐ学びと探求の場―
病理学は、基礎医学を学んできた学生が、系統的にヒトの疾患について学ぶ最初の科目です。病理学総論では、様々な臓器の疾患に共通する変化をその生物学的背景を含めて学び、その後各ユニット講義の中で、臓器毎の疾患で見られる形態学的変化を臨床的事項と関連付けて学習します。臨床病理カンファレンス(CPC)では、病理解剖させていただいた患者さんが亡くなるまでの流れを臨床と病理両面から読み解くプロセスを体験することにより、それまでに学んだ病理学と臨床医学の知識を統合することを目指します。学生の主体的な学びの姿勢を尊重し、「もっと知りたい」という知的好奇心に応えます。
1・2年次生:早期医学実習
3年次生:病理学II、医科学研究
3・4年次生:ユニット講義・実習(精神神経、内分泌代謝、脳神経筋骨格、循環器、生殖系、腎泌尿器、血液系)
5・6年次生:臨床病理カンファレンス
6年次生:医学実習II
2年次生:病理学・免疫学概説
医学系研究科博士課程:分子神経病理学・免疫組織化学
神経病理学を基盤に置き、神経変性疾患をはじめとする、難病とされる神経疾患の発症メカニズムを病理学の視点から明らかにする研究を行っています。老化という生物学的現象と神経疾患の発症・進行との関連を理解するべく、剖検脳の病理診断を立脚点として、ヒト剖検脳や動物モデル、細胞培養系を駆使して仮説を検証し、疾患の本質に迫る研究に取り組んでいます。小児期発症の神経疾患(周産期脳障害、神経発達症、先天性代謝異常)にも焦点を当て、生涯を通じた脳疾患理解を目指します。脈絡叢の異常と神経疾患との関連についての研究も行っています。
| 職名 | 氏名 | 専門分野 |
|---|---|---|
| 准教授 | 千葉 陽一 | 病理学、神経病理学 |
| 助教 | 村上 龍太 | バイオインフォマティクス |
| 客員研究員(名誉教授) | 阪本 晴彦 | 病理学 |
| 客員研究員 | 若松 延昭 | 生化学、分子遺伝学 |
| 協力研究員 | 松本 晃一 | 病理学 、病理診断学 |
| 協力研究員 | 若松 敬司 | 実験病理学 |